社是
「会社として個人として本物を目指す」
会社として本物になるとは、クスリのナカヤマの事業領域であるドラックストア-事業および介護支援事業において、業界の概念、既存の事業概念、既存の事業スタイルにとらわれることなく本当の意味であるべき姿というものを模索し、そのあるべき姿を確立させることにより、業界としてのスタンダードをつくり出すことです。
そして、そのスタンダードがお客様に指示され「お客様にとってなくてはならない存在」になることが本物になるということであると考えます。
決して売上高が大きいであるとか、店舗数が多いというような規模の大きさが本物であるとは考えていません。規模の拡大は結果でしかなく、企業としての質の高さ、中身の強さが重要なのです。
単に規模の拡大を追及し、短期間で一時的に大きな利益をつくり出すこともできますが、時間はかかろうとも「お客様にとってなくてはならない存在」になり、100年またそれ以降も永続していく企業を目指します。
個人としては自立した存在を目指しましょう。自立した存在とは自分のまわりの環境がどのように変化しようとも生きていける力を備えているということです。そのためには様々な要素があります。クスリのナカヤマで働くことを通じて自立した存在になっていって欲しいと思います。もともと能力が高くてもそれを高める努力を怠っている従業員よりも、能力は低くても常に自分の全力を発揮し、自分の能力を高める挑戦をしている従業員が本物に近づいていくと考えています。
クスリのナカヤマという会社を、自立した人材たちに自己表現の場として活用して欲しいのです。
人財とは、他人を納得させ、リーダーシップを発揮して、会社(広くは世の中)を良い方向に変えたり導いたりしたりできる人のことです。
経営理念
(1)専門性・便利性においてお客様に貢献する
クスリのナカヤマでは美と健康に関する専門性を提供することとお客様にとっての便利性を提供することを最も大切な使命としています。
クスリのナカヤマにおける専門性とは、地域軽医療の担い手として「かかりつけ薬局」となれるだけの店舗設備・品揃えの提供及び商品知識・カウンセリング能力・接客力を持った、スペシャリスト(薬剤師等)による接客をお客様に100%保証することです。
便利性とはお客様が「近くにクスリのナカヤマがないと不便でしょうがない。」といわれるぐらい地域に密着した店舗展開・店舗運営をおこなっていくことです。たとえば、地域から従業員を雇用し、いつもお客様の近くでお客様にとって身近な人が、常にお客様のことを考えていることが重要であると考えています。また、宅配サービスなどお客様にとっての便利性を高める取り組みをしていかなければいけません。
今後お客様に選ばれるお店になるには、クスリのナカヤマはこの部分に関してお客様に最高のサービスをご提供するということを明確にしておかなければいけません。お店はお客様が選ぶものです。クスリのナカヤマとしてのお客様に対する意見を明確にし、実現に向かって企業努力を行っている姿勢にお客様は共感し、その共感が企業に対しての信用・信頼につながっていくのです。
価格を最も重視する方は、価格の最も安い店にいかれるでしょう。しかし、そのようなお客様はさらに安いお店が出てきた場合、当然価格の安い方のお店に流れます。引き戻そうと思えば、さらに価格を下げるしかないのです。そのような競争をしていても企業として体力を消耗するだけでしかありません。絶対的な体力を持って、自社はお客様に価格の安さで貢献するという道も選択肢の一つとしてはありますが、クスリのナカヤマの目指す道ではありません。
お客様へのこの貢献点は絶対に裏切ってはいけません。そこまで徹底しなければお客様から信用・信頼されつづけることはできないのです。
(2)社会への貢献を追及する
クスリのナカヤマは、専門性と便利性による地域の軽医療の担い手としてお客様のお役に立つことで、社会に対する貢献をしていきます。これはお客様に対する貢献であるとともに、同時に社会への貢献でもあるのです。さらには、事業を発展させていくということはより多くの雇用を生み出します。ひとりでも多くの雇用を生み出すということは大変大きな社会貢献となります。
別の側面から考えると、クスリのナカヤマの発展はそれを取り巻くお付き合い先の発展につながっていくのです。
また、クスリのナカヤマで働くことを通じて従業員が人財となっていってくれること、適正な利益を出し、税金を納めるということも社会の繁栄に貢献することにつながります。
(3)事業はすなわち人
事業は、店舗でも仕組みでも商品でもなく、すべてはそれに取り組む人財により作り出されるものです。人財によって店舗が作られ、品揃えや価格が決まり、お客様に価値をご提供するのも店舗にいる人財なのです。人財のレベルが事業のレベルを決定するのです。
クスリのナカヤマは人財育成・人財教育に力を入れていきます。人財が能力を十分に発揮できる場を創造していきます。
また、家族も含めて幸福で充実した生活を実現できる企業を目指し、従業員満足を追及します。
昨今、顧客満足という言葉を良く耳にしますが、店舗で働いているその会社の従業員が自分の生活や仕事に対して満足していないのに、お客様の満足を考えたサービスなど出来るわけがないのです。従業員満足が実現されてこそ、従業員の顧客満足に対する取り組みが本物になると考えます。
(4)公明正大な適正利潤の追求
商売を営む上で、「正しい儲け」いわゆる適正利潤を得るということは非常に大切なことです。利潤とは商品やサービスを世の中の人々に提供することによって、喜ばれお客様の役に立ったことに対する報酬です。この報酬を認めていただくということは、自社の商品なりサービスがお客様に認めていただけたということであり、価値を感じていただけた大きさに比例するものであります。儲けがあってはじめて企業が成り立ち、お客様に価値を感じていただける取り組みが可能になります。さらには、企業の発展につながりより多くのお客様のお役に立つことが出来るのです。
また、1円でも多くの利益を出していくことで会社が雇用できる従業員の数も増え、より多くの方々の豊かな生活を生み出すことが可能になるのです。
クスリのナカヤマでは適正利潤をお客様に認めて頂ける企業を目指します。
(5)時流適応において質をともなった進歩
時流が変われば取るべき企業の戦略も変わってきます。原理原則の部分はしっかりとおさえ、時流に適応できた企業のみが今後勝ち組みに入っていける企業になります。時流の変化によってお客様の求めるものが変化すれば、当然目指すべき姿というものも変化していきます。時流の変化に適応できる柔軟性が必要になってきます。
また、企業は常に質をともなって進歩していかなければいけません。質をともなった進歩とは、進歩したことに内容や意味がなければいけないということです。新規出店を繰り返し、売上高を増大させていくことは表面上では進歩しているように見えますが、もし既存店の売上が毎年減少していたらはたして進歩といえるでしょうか。それよりも、しっかりと狙いを持ってある部分を強化したり、業務の改善をおこなったことによって、売上が上がったり、利益性が向上するということが企業としての質が向上したということではないでしょうか。
時流に適応しながら質をともなった進歩を絶えることなく行っていく企業でありたいと考えます。